浴室内の感染予防
多くの人が共有する浴室内は日常清掃により感染のリスクを下げることができます。特に気をつけたいレジオネラ菌の集団発生は浴室内からの感染が多いと報告されています。ここでは浴室内の感染予防対策として気をつけるポイントをご紹介していきます。
浴室内での感染を知る
1)対象となる菌、ウイルス
(出典:東京都健康安全研究センター)
- レジオネラ属菌
- 腸管出血性大腸菌
- メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
- 疥癬
- 緑膿菌
- ノロウイルス
浴室内での感染対象となる菌、ウイルス例は上記の通りですが、ここではレジオネラ属菌を代表例として浴室内における感染とその対策を紹介します。
2)浴室内で集団感染しやすいレジオネラ感染症
レジオネラ属菌に感染することでレジオネラ感染症を引き起こし、特に入浴中に集団感染しやすい菌です。このレジオネラ感染症が日本で取り上げられるようになったのはかなり最近のこととなります。
レジオネラ感染症の発生動向
(参考:国立感染症研究所 病原微生物検出情報)
レジオネラ感染症の発生動向
浴槽や配管等のヌメリには特に気をつけましょう。「ヌメリ」=「バイオフィルム(生物幕)」と呼ばれ、レジオネラ属菌の温床となり集団感染に繋がりやすくなってしまいます。定期的な清掃、点検で感染予防しましょう。
浴室内の感染予防のための清掃
1)重点清掃箇所の紹介
多くの人が触れる箇所は菌、ウイルスが付着している可能性が高く、感染拡大を防ぐには重点的に清掃することが大切になります。
特に気をつける箇所
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浴槽
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シャワーヘッドとホース
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浴槽の排水口
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浴室の排水口
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腰掛
感染予防と同時にキレイにしたいポイント
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